ごあいさつ
代表取締役社長
![]()
本年3月の東日本大震災によって被害を受けられた皆様には、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申しあげます。
当社は昭和25年の創業以来、東海地区最初の鋼板メーカーとして、一貫して厚板生産に携わり昨年60周年を迎えました。電炉厚板メーカーとしての特性を活かした、小ロット・多品種・短納期生産に徹するとともに、長年にわたり培ってきた技術を駆使して開発した、被削性改良鋼板やレーザー切断用鋼板などオリジナル製品や、高品質な製品を安定的に供給することで、需要家からは高い評価と信頼を受けており、今では国内唯一の厚板専業メーカーとして、市場での存在も確たるものとなっております。
設備は、市街地に立地する製鉄所としてコンパクトに集約されておりますが、日本最大級の200トン電気炉や世界的にもユニークな製鋼-圧延直結プロセスを実現した連続鋳造設備などを保有し、効率的な生産が実現されています。また、環境負荷低減に向けた取組みも積極的に展開しています。
当社グループを取り巻く環境、とりわけ当社の主力製品である厚鋼板の需給につきましては、産業機械、建設機械向け等の製造業向け需要は、海外需要にけん引され回復基調にありますが、国内建築需要については都市部の再開発プロジェクトの再開など、一部に回復の兆しが見えるものの、企業の設備投資意欲の大幅な回復は、今しばらくは望めない状況にあり、当面の需要水準は低位に推移するものと思われます。
一方、供給環境におきましては、韓国、中国における厚鋼板の供給能力拡張により、国内外需給への影響が大いに懸念されます。
また、厚板の販売価格の動向についても、原料炭、鉄鉱石など原材料価格の急騰の影響から、先行き不透明な状況にあり、当社の主原料である鉄スクラップ価格におきましても、国内高炉メーカーや東アジア諸国の需要動向などに左右されることから、今後も、予断を許さない状況にあります。
このような環境のもと、圧延基盤整備投資による生産性向上、生産サイズの拡大など、需要家のニーズにさらにきめ細かく対応し、より多くのお客様にご愛顧を賜るべく、外部環境の変化に柔軟に対応できる企業体質の確立に注力してまいります。
当社は、「100年企業」を目指し、これからも「顧客信頼度ナンバーワン」をコンセプトに、国内唯一の厚板専業メーカーとして、市場での存在を確かなものにしたいと考えております。
併せて、組織体制、コンプライアンス体制、リスク管理体制を一層充実させることで、コーポレート・ガバナンス、内部統制の強化にも積極的に取り組み、公正で透明性の高い、社会から信頼される経営を進め、業績向上に努めてまいる所存でございますので、引き続きよろしくご支援、ご鞭撻の程をお願い申しあげます。
